【必見】資産1000万円に到達!“雪だるまの核”を手に入れた人が次にすべきこと

資産形成において「最初の1000万円」がよく語られるのはご存じでしょうか。

この金額は、雪だるまを作るときの「核(コア)」に相当します。

小さな雪玉を転がしてもなかなか大きくなりませんが、ある程度の大きさまで育てれば、あとは転がすたびに周囲の雪がくっつき、加速度的に大きくなっていきます。

資産も同じで、1000万円を超えると複利の力が一気に効きはじめ、資産の増え方が「努力」から「仕組み」に移行していきます。

1000万円が「雪だるまの核」になる理由

まず、1000万円の威力を数字で確認してみましょう。投資の世界でよく使われる「72の法則」という簡易計算式があります。

これは、
72 ÷ 年利 = 資産が倍になるまでの年数
を表します。

72の法則
  • 年利3% → 72 ÷ 3 = 約24年
  • 年利5% → 72 ÷ 5 = 約14.4年
  • 年利7% → 72 ÷ 7 = 約10.3年

仮に1000万円を年5%で運用した場合、約14年で2000万円、さらに14年後には4000万円に到達します。

これは「追加投資なし」のケースです。

もし毎年100万円を積み立てながら5%で運用すれば、20年後には約4200万円、30年後には約7800万円にまで成長します。

1000万円という核を持つことで、たとえ少額の積み立てでも雪だるまが自走し、生活の選択肢を広げてくれるのです。

労働収入の比率が下がり「仕組み」が稼ぐ

次に、1000万円を超えると何が変わるのかを見てみましょう。

  • 年利3% → 年間30万円(毎月2.5万円)
  • 年利5% → 年間50万円(毎月約4.2万円)
  • 年利7% → 年間70万円(毎月約5.8万円)

つまり、1000万円という核は「自分が寝ている間に、家賃収入や副業のようなキャッシュフローを生む仕組み」に変わります。

これは給与収入に加えて資産が働いてくれる状態であり、精神的にも大きな安心をもたらします。

3000万円に到達すれば、年利5%で年間150万円、つまり月12.5万円の副収入です。

生活費の大部分をカバーできる水準となり、労働への依存度は一気に下がります。

「2段・3段の雪だるま」を作る

雪だるまの核ができたら、ただ転がすだけでなく「段を重ねる」ことでより強固で大きな資産体系を築くことができます。

ここでいう2段・3段とは、複数の資産運用を併用することです。

第1段:株式・投資信託による成長エンジン

  • 全世界株式インデックスやS&P500などを中心に据える
  • 長期的に年5〜7%程度のリターンを狙える
  • 核となる成長エンジン

第2段:債券・不動産などの安定資産

  • 債券ETFやJ-REITを取り入れることでキャッシュフローを安定化
  • 株式暴落時にもクッションとなり、雪だるまが崩れるのを防ぐ

第3段:サイドビジネス・自己投資

  • ブログ収益、副業スキル、資格取得などを通じた「人的資本」強化
  • これが雪だるまの「飾り」にもなり、全体をさらに大きく見せる

このように、株式だけでなく債券や不動産、副業収入を組み合わせることで「2段、3段の雪だるま」を作れるのです。

数字で見る「段重ね」の威力

仮に次のようなポートフォリオを想定しましょう。

  • 株式インデックス 60%(期待利回り6%)
  • 債券ETF 20%(期待利回り2%)
  • 不動産クラウドファンディング等 10%(期待利回り4%)
  • 副業収入を年50万円積み立て

この場合、1000万円からスタートして20年間積み立て運用すると、総資産は約3500〜4000万円に到達します。副業収入を追加投資に回すことで、資産はより早く大きく膨らんでいきます。

雪だるまを1つの雪玉で終わらせず、複数の玉を重ねることで「安定」と「成長」を両立できるのです。

まとめ:1000万円は「ゴール」ではなく「スタート」

資産1000万円を達成すると、多くの人は「一区切りついた」と感じるかもしれません。しかし、実際にはそれは雪だるまを作る際の「核」ができたに過ぎません。核ができた後は、転がすたびに資産が加速度的に増えていきます。

さらに、株式・債券・不動産・副業などを組み合わせて「2段、3段の雪だるま」を作れば、単なる数字の拡大にとどまらず、人生の安定性と選択肢を飛躍的に広げることができます。

資産形成の本当のスタートは1000万円から。核を作ったあとは、いかに工夫して転がし、積み重ね、形を整えていくかが勝負です。あなたの未来を支える雪だるまは、これからいくらでも大きく育っていくのです。